デジタル化による新しいオルゴールについて②

新しいデジゴールの登場

スリック社が開発しているカナデオンや、それを元に設計されエクシングから販売されているプリモトーンについて、前にご紹介させていただきました。
デジタル化による新しいオルゴールについて①
また別の新しいデジゴールの情報が入りましたので、ご紹介させていただきます。

Muro Boxとは

デジゴール(筆者が勝手にデジタル化したオルゴールをそう呼んでいる)は、ほぼスリック関連の独壇場だと思っていたのですが、最近、海外ではMuro Boxなるものが出ているようです。


↑Nuro Box動画

20弁タイプ(歯の数が20ある)の日本電産サンキョー社製の櫛歯ではないかと思います。作っているのは台湾の会社(Kyooh Precision Industry)で、日本電産サンキョーの下請けをしているようですので、ほぼ間違いないかと。
※プリモトーンの40弁と比べると、半分です。
また、これはデジゴールの共通の悩みになるかと思いますが、連続動作に耐えられるようにあまり長い振動を起こさない設計で、音が軽いです。プリモトーンと比べても、かなり軽くて、玩具っぽい音です。
価格は7万円程度のようで、現在日本でもクラウドファンディングが行われています。ちょっと安く買えるようです。
サイズも小さく、気軽に持ち運べるのは良い点だと思います。

値段が違うので当たり前ですが、音質だけで言うと、プリモトーンの方が断然良いと思います。

↑プリモトーン動画

音もMuro Boxと比べれば従来のオルゴールに近い音色がしています。 プリモトーンも最近では標準モデルの半額(30万円)程度の価格帯になる廉価版(サクラモデル)を出していますので、お買い求め安くはなっていたりするんですよね(それでも高価ですが)。