オルゴールの語源となったのはオルガン(旧サイトより)

※この記事は、2017年8月23日以前の記事を元にしています。情報が古い可能性がございますが、ご容赦ください。


オルゴールはオランダ語のORGELから来ています。ORGELはオルガンを意味しオルゴルまたはオルホルと聞こえます

ではどうしてオルガンがオルゴールになったのでしょうか。

18世紀中ごろ、オランダ船がオルガンを運んできた記録があります。それは運びやすく、演奏者がいなくても、弾ける小型の手回しオルガンだったのでしょう。その後、江戸時代の終わり頃、スペイルドース(オランダ語でオルゴール)が日本に入ってきます。中の機械は異なっても箱から音楽が流れることには変わりありません。手回しオルガンとスペイルドースが同じ種類の楽器に思われたのでしょう。スペイルドースもオルガンと同様にORGELとなってしまいました。

明治初期の広告チラシにヲルコウル(オルゴールと発音)が載っています。このころにはすでにオルゴールと呼ばれていたようです。

ちなみに英語ではオルゴールを、MUSIC BOX または MUSICAL BOXといいます。